2003-07-17 第156回国会 参議院 法務委員会 第23号
熊本県で二〇〇〇年に起きました病院関係者の交通死亡事故が保険金目当てであったかのように報じた写真週刊誌の掲載記事をめぐりまして、警視庁から名誉毀損容疑で東京地検に書類送検をされましたこの雑誌の発行元の新潮社佐藤隆信社長ら八名につきまして、告訴していた熊本市の医療法人から、昨日、これを取り下げるということが行われた、これが各紙に載っておりました。
熊本県で二〇〇〇年に起きました病院関係者の交通死亡事故が保険金目当てであったかのように報じた写真週刊誌の掲載記事をめぐりまして、警視庁から名誉毀損容疑で東京地検に書類送検をされましたこの雑誌の発行元の新潮社佐藤隆信社長ら八名につきまして、告訴していた熊本市の医療法人から、昨日、これを取り下げるということが行われた、これが各紙に載っておりました。
そして、七月二十九日、余りにひどいので、ビラ張りについて容疑者不詳のまま名誉毀損容疑で告訴を起こしておられます。そして、八月には父親が勤める会社に中傷文書が百通以上郵送されるというふうなことがありまして、また嫌がらせが激しくなってきました。十月に入りましてから自宅周辺で車が騒音を立てる嫌がらせがありました。父親が通報したけれども、警察官はこれを確認できませんでした。
それで、八幡浜市警察に対しまする名誉毀損容疑事件としての論拠並びにこれを黙過することができなかつた特殊事情につきまして、一言述べさして頂きたいと思います。先ほどお聞き及びの通りの田縁先生の発言の内容のうち、あの前半の発言のみを以ていたしますならば、事実を指摘したものではございませず、いわゆる抽象的な希望意見のごとき、一応は肯けるのでございます。
それからお慎重を期しますために、これが果して名誉毀損容疑事件かどうかという点につきましては、いろいろ研究もいたしてみたわけでございますし、特に専門家につきましても一部のかたにお尋ねしたこともございますが、私どもの見解は今日まで変つてないのでございます。名誉毀損容疑事件として成立つ、こういうふうに思つておるのでございます。